合意形成と仮設検証でアイデアをカタチに!

大江由起さん、原田康弘さん、井上 静さんインタビュー
この仮説検証のRESULT(結果)
プログラムを通して顧客想定の重要性を再発見
このハッカソンのWHY!?(なぜ)
ものづくりをビジネスにつなげたい!
この仮説検証のRESULT!?(どうなった!?)
技術ありきの発想から転換、
顧客インタビューの重要性を再認識!

前編記事(1/2)はこちらからどうぞ

この仮説検証のRESULT(結果)
プログラムを通して顧客想定の重要性を再発見

一連のワークショップを通して、さまざまな気づきや学びがありました。原田さんはこれまでの反省も込めて、こう語ります。

「今までも顧客を大切にしてこなかったわけではありません。ただ、新商品のアーリーアダプタを探すためには、どんな人が何に対してどんなふうに困っているのかを、もっと掘り下げる必要があったと思います。我々は、研究開発が主体の部門ですので、そのあたりの意識が希薄だったかもしれませんね」(原田さん)

大江さんも「世の中にないものを作ろうと思うあまり、ものづくりにフォーカスし過ぎていたのかも」と感じています。

顧客へのインタビューを通して大江さんが得たものは計り知れず、その知見は今後のものづくりにも生かされることでしょう。
また、デザイナーとしてプロジェクトに参加したブランディングデザイン本部の井上静さんは、原田さんや大江さんと密に連携して全体の推進に尽力してきました。
井上さんも大江さんと同じく、顧客インタビューを評価するとともに、視覚会議の有効性を実感しています。

「想定顧客へのヒアリング内容をもとにビジネスモデルを組んでいくと説得力が増すので、今後も実施すべきだと感じました。あと、個人的に良かったのが視覚会議を経験できたこと。短時間で合意形成ができる良い手法です。今回のように初期段階だけでなく、プロジェクト中盤でみんなの考えがブレはじめたときにもう一回実施したいと思いました。あえて言えば、視覚会議は言葉が多く文章が長くなるので、それを絞り込み次につなげるプロセスを設けておくと良いかもしれません」(井上さん)

このハッカソンのNEXT STEP(次のステップ)
周囲を巻き込みながら新しいことにチャレンジ

一連のワークショップは3月でいったん終了しましたが、大江さんたちの挑戦はまだ続いています。
「今回訪問した一つの自治体の方から、トライアルを一緒にやってもいいですよと言っていただきました。対面インタビューをしていなければ、そういう展開にはならなかったと思いますから、本当にうれしいです。社内の承認も得られ、プロジェクトとして進められることになりました」(大江さん)

「当社は保守的なところがありますし、私自身も石橋を叩いて渡るタイプなので、最初に大江さんからこの一連のワークショップの話を聞いたときは反対したのです。でも、話を聞くうちに今までにない視点を入れられそうだと思いました。実際に動き出してみると、自治体とのトライアルのような展開もあるし、社内の活動評価として最優秀賞をいただけたし、我々の活動は周囲にも認知され始めました。大江さんや井上さんのように若い方には自信を持って進んでいってほしいですね」(原田さん)

ありがとうございました。

HackCamp矢吹から、インタビューを終えて

HackCamp 矢吹の画像

新規事業を考える際にハッカソンから始める方法もありますが、共創フェーズでは合意形成が大切ですから、視覚会議®の実施をご提案しました。
特に今回は組織横断型チームです。メンバーの思考や経歴もバラバラですから、あるべき姿を定めておけば議論が進んでからも方向性がぶれません。
結果的に新規事業のローンチには至りませんでしたが、クロスファンクションチームでプロジェクトを動かす感覚は実感していただけたと思います。

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インタビューイプロフィール

※ワークショップ開催時所属部署

研究開発本部 総合技術企画部

事業ブリッジ

大江由起(おおえ・ゆき)さん

兵庫県生まれ。2014年、奈良女子大学大学院を修了後、シャープ入社。研究開発本部総合技術企画部に配属。各研究所の技術をビジネスへつなげる技術企画業務に従事し、現在に至る。趣味はクラシックバレエ。

研究開発本部 総合技術企画部 技術戦略グループ

主事

原田康弘(はらだ・やすひろ)さん

1973年、兵庫県生まれ。1999年、大阪市立大学大学院修士課程を卒業後、シャープ入社。生産技術開発本部を経て、研究開発本部基盤技術研究所に配属。次世代光ディスクの開発に従事。2011年、同本部総合技術企画部へ異動となり、現在に至る。趣味は、新しいモノ/コトを見つけること。最近の楽しみは、長男のサッカーの試合を観戦すること。

ブランディングデザイン本部 デザイン開発センター

UXデザインスタジオ デザイナー

井上 静(いのうえ・しずか)さん

愛知県生まれ。2013年、京都市立芸術大学プロダクトデザイン専攻を卒業後、シャープ入社。UXデザインスタジオに配属。BtoB向け商品やスマートフォンのUX開発を担当。社外でも「UXTED」というクリエイティブ活動を中心にアイデア・プロトタイピング提案を行う。

 

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