アジアの課題をハックする!

宇宙Hack!と連携した実証実験

2017年8月11日
ブロードバンドタワー社の特別協賛により、JR大阪駅直結のグランフロント大阪で成果物のデモ展示(実証実験)が実現。
関西で活動する宇宙航空技術のコミュニティ「宇宙Hack!」と連携して実施しました。

大阪会場からはチーム「ひげダルマ」、チーム「うーみん」、東京会場からはチーム「STANDY」とチーム「週末は日本に行こう」が展示を行いました。

普段ハッカソン等の技術系コミュニティに属していないような一般の親子など、グランフロント大阪への来場者が、ハッカソンで作られたプロダクトに触れていただく、機会が生まれました。

特にチーム「STANDY」は「コードレビュー」と銘打ち、メンバーのご自宅と展示会場の「ナレッジキャピタルActive Lab」とを結んで中継を行いました。

国際中継デモデイ開催!

そしてブラッシュアップ期間を経て、ついにデモデイです。
パートナースポンサーのCo&Coが提供する英語メンタリングも受講され、プレゼンでは自身のプロダクトを全て英語で行います。

(アメリカのポートランドと繋いだ英語メンタリング)

まず、来賓挨拶として内閣官房情報通信技術総合戦略室参事官の山路栄作様、次に主催のVLEDより村上文洋様、共催のOKFJかつ審査員長の庄司昌彦様、続いて審査員の立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の深見嘉明様、気象予報士・アナウンサーの三浦まゆみ様から挨拶を頂戴しました。

四か国を結んだプレゼンタイムに移る際には、各国の来賓と審査員長の英語によるご挨拶も同時中継されました。

デモディの審査基準は国際データ活用(10%)、データの活用度(20%)、創造性(20%)、技術的難易度(20%)、完成度(30%)と完成度を重視した配点となります。

非常にレベルの高いプレゼンが実施され、最終的に各国上位2チームが選出されました。
日本の5作品の詳細と、審査結果は以下の通りです。

INVINCIBLE HACKER(最優秀賞)

チーム 「STANDY」

人工知能のディープラーニングによって気象データだけでなく、想定ユーザーである子供1人1人の感情まで予測。遊ぶ場所の提案やお友達作りのきっかけを提供するアプリです。圧倒的な完成度で予選を1位通過し、デモディも見事に制して最優秀賞を勝ち取りました。この作品は「AItalk特別賞」を、「自社で検討していたリップシンク機能の搭載、ならびに合成音声エンジンのシンクロ率の高さ」を理由に受賞していることからも、その完成度の高さのほどが伺い知れます。チームメンバーはグランフロント大阪での実証実験のあとも、ブラッシュアップを継続。「そこが出口だから」とこだわり抜いた愛くるしい熊のぬいぐるみのUIは、デモディ当日にも「さらに可愛くなった」そうです。なお、上位2チームだけが表彰される台湾でのオープンデータサミットの日程は「予定をあけていた」とのことでした。

BEST HACKER & International Open Data Award

チーム 「Always Sunny」

目的地までの経路(route)の気象情報を地図情報と連動。これまでの移動に適した道路情報だけではなく、経由地の天気情報も組み合わせた最適な経路選択を可能にしました。これによって、快適(Always Sunny)な移動を実現するサービスです。この作品は今回のハッカソンで唯一、優秀賞ならびに「国際オープンデータ賞」のダブル受賞を果たしました。また、このチームは四か国全体では3番目、日本会場としては1番目にプレゼンを担当。プレゼンターはロシア人の女性でした。チームメンバーは会社の同僚とのことで、こちらもデモディ当日まで作品のブラッシュアップに挑んだといいます。今後も「実際に使ってもらって、広がりをみてみたい」、との意欲的なコメントがありました。

Team’s Choice

チーム 「うーみん」

大阪会場から進出し、参加20チームが投票しあって選ばれる「Team’s choice」賞を受賞しました。作品名「そらつり」は、「上を向いて釣ろう」がコンセプト。空を海に見立てて「上を向いて」釣りをする体験を、AR技術と気象の独自パラメータを用いて提供するアプリです。「お魚が大好き」というリーダーの女子大生の想いと、「日本一高いビル」のあべのハルカスに特別提供いただいた、ビルの低層階と高層階の気象観測データを組み合わせることで生まれた作品です。Co & Co様ご協賛の英語メンタリングは丁寧で、英語によるプレゼンに際してとても有益だったそうです。

最終選考

チーム 「Noah」(作品名も同じ)

まるで時計で時刻を確認するような手軽さで、予め登録した河川の最新の水位状況の可視化を実現しました。このチームは富山からメンバー全員が揃って、デモディに参戦。リーダーのご自宅が川沿いで、河川の水位情報を容易にチェックしたいという想いから生まれた作品とのことです。企画当初は少し固めなネーミングだったそうですが、国際ハッカソンということもあり誰もが洪水を連想しやすい旧約聖書の「ノアの箱船」にちなんだ「Noah」に変更したそうです。プレゼンにおいては場を盛り上げる見事な英語力も披露しました。

チーム 「自宅警備員.Biz」

「Weather filter」は文字通り、気象データを手軽にフィルタリングできる仕組みの提案です。ハッカソン当日にチームビルドが成立せず、参加規定によりひとりぼっちで開発するいわゆる「ボッチソン」敢行もできずにいたところ、会場におられた関係者が急遽ジョインして成立したチームです。リーダーお1人でほぼ実装したとは思えない程の完成度の高さで、予選を堂々の2位で通過した作品です。


アジアには壁がある。だからやる!それがAODH


(「あなたたちは全員、素晴らしい!」)

四か国の有識者による審査結果発表の際にまず、ホスト国である台湾から開口一番「あなたたちは全員、素晴らしい!」との称賛がありました。
本ハッカソンは、アジアでもこれまでに無い規模で、かつ初めてのクロスカントリー(ローカライズされておらず連携しながら実施する)で実施するハッカソンであったことから、様々な課題が顕在化しました。
言葉の壁、データの質の壁、データの形式の壁ーー。
様々な壁があると 「海外と連携して実施する意味なんて無い」 と言う人もいるでしょう。

しかし、今回の参加者の皆さんには、そんな壁に無理やり穴を開けるような様々な工夫とエネルギーに満ち溢れており、
まさにアジアの課題を「ハック」したと言えると思っています。

日本代表の栄誉に輝いた「STANDY」「Always Sunny」の2チームは、2017年9月15日に台湾で開催される『Asia Pacific Open Data Summit 2017』にて表彰を授与されます。

本ハッカソンに参加された全てのハッカー(黒客)達に賞賛を!

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