DX戦略について語られるとき、議論は何をどうデジタル化するか、の「How」の話から始まりがちです。
しかし、DXのための技術提案をしようとするとき、その拠り所となる顧客のDXの方向性、すなわち「Why」が明確でなかったり、定められたDX戦略が各部門において持つ意味が明確に各部門において認識されていないと、何を提案するべきかは雲をつかむような話になりがちです。
また、このような議論は、システムの話にとどまらず、経営戦略や組織論にも及ぶため、情報システム部門にとどまらず、より上流の経営企画部門、DX部門のステークホルダーを巻き込んで進める必要があります。
顧客にとって最適なDXはなにか、顧客はDXによって何を実現したいのか、顧客の中でまだ明確になっていないDXのありたい姿=「Why」を探求し、方向性を握るには、通常のヒアリングではなく、お客様に合意を形成してもらうワークショップ形式の会議が有効です。
再現可能なプロセスで、お客様とビジョンについて合意を形成できる次世代型の会議手法のファシリテーションを2日間の集合研修で学びます。ファシリテーター向け実践マニュアルやツールなども一式お渡ししており、受講後からすぐに実践していただけることが特徴的なプログラムです。
▼実施形式
一社研修(※)のほか、オープン講座(都内・定期開催)のご用意もございます。
(※)実施形式はオンラインか対面、他所要時間などご希望に沿って企画いたします。
▼習得いただく主なメソッド
・問いづくり(QFT)
・自律的組織をつくるための人材育成 ~自ら考え行動する人材になるための「探究力」~
(日本の人事部「HRカンファレンス2021-秋-」開催レポート)
・問いは未来を創るのか?
・ビジョン形成メソッド(視覚会議)
・動画で知る視覚会議
・戦略策定メソッド(フューチャーコンセプト)
顧客におけるDXの戦略が明確でなかったり、各部門で自分ごと化されていない可能性があります。顧客にとってのありたいDXを探求し方向性を合意することで、提案の方向性も定まりスムーズに進みます。
情シスのお客様はDXの提案を必要としているが、DX戦略についての具体的なビジョンがないので、何を提案すればよいのかわからない
DXの推進においては、システムの課題のみではなく、経営企画や組織についての議論が必要であり、経営企画部門やDX部門のステークホルダーも巻き込んだ意思決定が必要になります。
さまざまなステークホルダーを巻き込んでビジョンを握ることが可能な合意形成手法で、短時間で方針を握ることで、その後のHowの議論がスムーズに進みます。
クライアントが描く「ありたい未来」を元に提案をしていくチームづくりをしたいが、現状は俗人的なスキルや経験にたよざるを得ない。
HackCampでは、発散〜収束まで明確なステップから成る共創メソッドを保有しています。研修では、この再現性あるプロセスを強みに、スキル移管を行います。
本研修の最大の特徴は、実践練習に重きをおいた研修と、ファシリテーションの実践ガイド(マニュアル)やツールが用意されていることです。マニュアルに従って実施することで、受講後すぐに実践していただくことが可能となっています。
顧客企業にDX施策を提案したいが、戦略が明確でなく何を提案すればよいかわからない